レジリエンスのおすすめ本を読むことで、困難やストレス、失敗に直面しても回復し、前向きに行動を続ける力を体系的に理解でき、日々の業務やマネジメントに活用するための視点を得ることができます。
この記事では、レジリエンスのおすすめ本25選を、初心者・管理職・人事や組織づくり担当者の目的別に整理し、それぞれの特徴と学べる内容を解説します。
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1.レジリエンスのおすすめ本25選
(1)初心者におすすめのレジリエンス本10選
①レジリエンスの心理学: 社会をよりよく生きるために

『レジリエンスの心理学: 社会をよりよく生きるために』は、心理学におけるレジリエンス研究を体系的に整理した書籍です。レジリエンスの概念や測定方法から、臨床・教育の現場での考え方、人間関係やキャリア、スポーツなど日常生活との関わりまでが幅広く解説されています。
レジリエンスという言葉の意味を学術的な裏づけとともに正確に理解したい場合に有効で、入門段階で全体像をつかむための基礎となる内容です。
| 本書のメリット | ・レジリエンスの概念と測定方法を学術的に整理できる ・臨床や教育など場面ごとの考え方を把握できる ・日常生活とレジリエンスの関わりを幅広く理解できる |
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②レジリエンス経営のすすめ

『レジリエンス経営のすすめ〜現代を生き抜く、強くしなやかな企業のあり方〜』は、企業経営の視点からレジリエンスを整理した書籍です。自然災害や市場環境の変化など、企業を取り巻くリスクへの備えと、危機に直面した際に事業を立て直す回復力を軸に強くしなやかな企業のあり方が解説されています。
組織や事業としてのレジリエンスに早い段階から触れておきたい場合に有効で、経営とレジリエンスの接点を理解するのに有効です。
| 本書のメリット | ・企業経営の視点からレジリエンスを整理できる ・リスクへの備えと回復力の考え方を把握できる ・組織としてのレジリエンスの重要性を理解できる |
③レジリエンスとねじれの心理

『レジリエンスとねじれの心理』は、臨床心理学の視点から人間関係の危機からの回復プロセスを描いた書籍です。物語の筋を見立てる「ストーリーライン・アセスメント」という視点を軸に、フォーカシングや陰陽五行の世界観も交えながら、危機を乗り越える心の可塑性としてのレジリエンスが解説されています。
不意に訪れる人間関係の危機にどう向き合い、回復へつなげるかを臨床事例とともに理解できる内容です。
| 本書のメリット | ・人間関係の危機からの回復プロセスを理解できる ・物語を軸にしたアセスメントの視点を把握できる ・臨床心理学の観点からレジリエンスを整理できる |
④レジリエンスの教科書

『レジリエンスの教科書: 逆境をはね返す世界最強トレーニング』は、レジリエンス研究をもとに実践的なトレーニング方法を体系化した書籍です。思い込みや考え方のクセを見直し、逆境をはね返すためのスキルが段階的に整理されています。
科学的な研究を背景に持ちながら、日常の仕事や人間関係の場面に落とし込める構成となっており、レジリエンスを鍛える定番書として実践的に学びたい場合に活用できます。
| 本書のメリット | ・研究に基づくレジリエンストレーニングを体系的に学べる ・思い込みや考え方のクセへの対処法を整理できる ・仕事や人間関係の場面に応用できるスキルを把握できる |
⑤強メンタルの作り方!

『強メンタルの作り方!』は、メンタルの強い人と弱い人の違いを「考え方の違い」と位置づけ、柔軟な思考法を整理した書籍です。ストレスに対して受け流すしなやかさを強メンタルと定義し、7つのフレキシブルシンキングが解説されています。
強メンタルとは何か、そのメリットとエビデンス、実践方法という流れで構成されており、思考法に馴染みのない場合でも読みやすい内容です。
| 本書のメリット | ・メンタルの強さを考え方の違いとして理解できる ・柔軟な思考法を7つの視点で整理できる ・ストレスを受け流す発想を具体的に把握できる |
⑥ミルトン・エリクソン心理療法 〈レジリエンス〉を育てる

『ミルトン・エリクソン心理療法〈レジリエンス〉を育てる』は、心理療法家ミルトン・エリクソンの臨床実践をもとに、人が本来持つレジリエンスの育て方を解き明かした書籍です。膨大な録音記録をもとに、失敗や病気、喪失から立ち直った臨床事例が紹介されています。
注意のそらし方やリフレーミングなど、心の回復を促す具体的なストラテジーが整理されており、困難を克服する力は誰の中にもあるという視点からレジリエンスを理解できます。
| 本書のメリット | ・臨床事例を通じてレジリエンスの育て方を理解できる ・リフレーミングなど回復を促す技法を把握できる ・誰もが持つ回復力という視点を確認できる |
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⑦マンガでやさしくわかるレジリエンス

『マンガでやさしくわかるレジリエンス』は、レジリエンスの基本と高め方をマンガ形式で解説した書籍です。広告代理店に転職したばかりの主人公が、仕事のミスや人間関係のプレッシャーに直面しながら、折れない心を育てていくストーリーを通じてレジリエンスの考え方が整理されています。
ストーリーと解説が交互に展開される構成で、活字の理論書に抵抗がある場合でも読み進めやすく、入門書として最初の一冊に適しています。
| 本書のメリット | ・マンガ形式でレジリエンスの基本を理解できる ・職場の具体的な場面と結びつけて把握できる ・入門書として短時間で全体像を整理できる |
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⑧レジリエンス入門: 折れない心のつくり方

『レジリエンス入門: 折れない心のつくり方』は、レジリエンスを「心の自然治癒力」と位置づけ、その高め方を解説した書籍です。エリスのABC理論をもとに嫌な気分が生まれる仕組みを説明し、レジリエンスを弱めてしまう考え方のクセとその対処法が整理されています。
中高生にも読める平易な文章で書かれた新書であり、レジリエンスという概念に初めて触れる社会人が基本を短時間で押さえるのに有効です。
| 本書のメリット | ・レジリエンスの基本を平易な文章で理解できる ・ABC理論から感情が生まれる仕組みを把握できる ・レジリエンスを弱める考え方のクセと対処法を整理できる |
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⑨レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書

『レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書』は、「自分ならできる」と信じられる認知状態である自己効力感の高め方を整理した書籍です。自己効力感がやり抜く力とレジリエンスを強化するという位置づけのもと、成功体験や代理体験など4つのアプローチから高める方法が解説されています。
先行き不透明な時代に挑戦を続けるための土台として自己効力感を捉えており、レジリエンスと関連概念をあわせて理解したい場合に活用できます。
| 本書のメリット | ・自己効力感とレジリエンスの関係を整理できる ・自己効力感を高める4つのアプローチを把握できる ・挑戦を続けるための心理的な土台を理解できる |
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⑩世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方』は、ポジティブ心理学をベースにしたレジリエンス・トレーニングを日本に紹介した書籍です。欧州で開発された第2世代のトレーニング法をもとに、逆境から立ち直るための技術が段階的に解説されています。
精神的な打たれ強さを持つ人材こそ長期的に成果を上げ続けるという視点から、ビジネスパーソンが日常業務で実践できる鍛え方を整理した内容です。
| 本書のメリット | ・レジリエンスを鍛える科学的な手法を整理できる ・逆境から立ち直る段階的なプロセスを理解できる ・ビジネスの場面に応用できる実践方法を把握できる |
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(2)管理職におすすめのレジリエンス本10選
①レジリエントマネジメント 荒波に立ち向かい、困難を乗り越えるチームの育て方

『レジリエントマネジメント 荒波に立ち向かい、困難を乗り越えるチームの育て方』は、チームに訪れる危機をマネジャーがどう乗り越えるかを整理した書籍です。チームの形成期から機能期までのフェーズごとに起こる困難に対して、メンバーとの信頼構築、期待値の設定、効果的なコミュニケーションといった実践的な対処法が解説されています。
人間の6つのコアニーズなど脳科学の視点も取り入れられており、困難を乗り越えるたびに強くなるチームの育て方を具体的に理解できます。
| 本書のメリット | ・チームのフェーズごとの危機への対処法を整理できる ・メンバーとの信頼構築と期待値設定の方法を把握できる ・困難に強いチームを育てるマネジメントを理解できる |
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②レジリエンス:人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋

『レジリエンス: 人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋』は、精神医学の研究者であるスティーブン・M・サウスウィック氏とデニス・S・チャーニー氏が、極限的な逆境を生き抜いた人々への調査をもとに、レジリエンスを支える要因を整理した書籍です。楽観性や社会的サポート、認知的柔軟性など、回復力を高める10の要因が科学的な知見とともに解説されています。
研究と実例の両面からレジリエンスの構造を理解できる内容で、部下の支援や自身の危機対応に科学的な裏づけを持ちたい場合に適しています。
| 本書のメリット | ・レジリエンスを支える10の要因を科学的に整理できる ・逆境を生き抜いた実例から回復のプロセスを理解できる ・部下支援や危機対応に活かせる知見を把握できる |
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③私のレジリエンス経営 小さな会社のしなやかな事業創造

『私のレジリエンス経営 小さな会社のしなやかな事業創造』は、小さな会社の経営実践を軸に、逆境をしなやかに乗り越えながら事業を創造していく考え方を整理した書籍です。経営環境の変化や危機に直面した際に、規模の小ささを弱みではなく柔軟性として活かし、事業を立て直していく視点が示されています。
大企業の事例では自社に置き換えにくいと感じる中小企業の経営者や管理職が、身近な規模感でレジリエンス経営を理解するのに有効です。
| 本書のメリット | ・小さな会社の視点でレジリエンス経営を理解できる ・規模の小ささを柔軟性として活かす発想を把握できる ・事業創造と危機対応をあわせて整理できる |
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④OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

『OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び』は、Meta(旧Facebook)COOを務めたシェリル・サンドバーグ氏が、心理学者アダム・グラント氏とともに、逆境からの回復を描いた書籍です。夫の急死という自身の喪失体験を起点に、悲しみから立ち直るプロセスと、レジリエンスを育てる考え方が心理学の知見とあわせて解説されています。
逆境に強い組織やコミュニティのつくり方にも触れており、経営幹部の実体験を通じてレジリエンスを立体的に理解できます。
| 本書のメリット | ・喪失体験からの回復プロセスを具体的に理解できる ・レジリエンスを育てる心理学の知見を把握できる ・逆境に強い組織づくりの視点を整理できる |
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⑤間違い学:「ゼロリスク」と「レジリエンス」

『間違い学: 「ゼロリスク」と「レジリエンス」』は、認知心理学を専門とする松尾太加志氏が、ヒューマンエラーの仕組みと対処法を整理した書籍です。人が関わる以上ミスをゼロにはできないという前提のもと、エラーを個人の注意力の問題として片づけず、外的手がかりや仕組みで大惨事につなげない考え方が解説されています。
間違いが起きても回復できる組織をつくるという視点は、現場のミス対応やリスク管理を担う管理職に示唆を与える内容です。
| 本書のメリット | ・ヒューマンエラーが起こる仕組みを理解できる ・人を責めないミス対策の考え方を整理できる ・ゼロリスクとレジリエンスの違いを把握できる |
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⑥レジリエンスは身につけられるか 新版: 個人差に応じた心のサポートのために

『レジリエンスは身につけられるか 新版: 個人差に応じた心のサポートのために』は、臨床心理学者の平野真理氏が、レジリエンスの個人差に着目した研究をまとめた書籍です。生まれ持った資質に由来するレジリエンスと、後から身につけられるレジリエンスを区別し、一人ひとりに応じた心のサポートのあり方が解説されています。
個人差を前提に支援を考える視点は、多様なメンバーを抱える管理職のマネジメントに活用できます。
| 本書のメリット | ・レジリエンスの個人差を研究に基づいて理解できる ・資質的な要素と獲得可能な要素の違いを整理できる ・メンバーに応じたサポートの視点を把握できる |
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⑦自分らしいレジリエンスに気づくワーク: 潜在的な回復力を引き出す心理学のアプローチ

『自分らしいレジリエンスに気づくワーク: 潜在的な回復力を引き出す心理学のアプローチ』は、自分が潜在的に持つレジリエンスに気づき、発揮することを目的に構成したワークブックです。レジリエンスの捉え直し、自分のリソースの確認、潜在的なレジリエンスへの気づき、その価値を知るという4つのステップを12のワークで実践できます。
すでにある回復力を引き出すというアプローチで、自身のマネジメントスタイルを見つめ直す機会に有効です。
| 本書のメリット | ・4ステップ12のワークで自分の回復力を確認できる ・潜在的なレジリエンスに気づくアプローチを理解できる ・研究に基づくワークを自分のペースで実践できる |
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⑧レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換

『レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換』は、文明評論家のジェレミー・リフキン氏が、効率を追求してきた「進歩の時代」から、適応力を重視する「レジリエンスの時代」への転換を論じた書籍です。気候変動やパンデミックなど予測不能な変化を前提に、社会や経済のあり方を捉え直す視点が解説されています。
個人の心理を超えて、産業や社会の構造レベルでレジリエンスを考える内容であり、事業環境の長期的な変化を見据えたい管理職の視座を広げる一冊です。
| 本書のメリット | ・効率重視から適応重視への時代の転換を理解できる ・社会や経済の構造レベルでレジリエンスを捉えられる ・長期的な事業環境の変化を考える視座を得られる |
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⑨チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方

『チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方』は、困難をチームで乗り越え成長する力を学術研究に基づいて整理した書籍です。困難に対処する、困難から学ぶ、被害を最小化するという3つのプロセスを軸に、売上不振や人手不足、コミュニケーションの停滞といった現場の困難への向き合い方が解説されています。
チームとして回復力を高める方法を体系的に理解できる内容で、チームマネジメントに直結する実践的な内容です。
| 本書のメリット | ・チームレジリエンスの3つのプロセスを体系的に整理できる ・現場の具体的な困難への向き合い方を理解できる ・個人の精神力に頼らないチームづくりを把握できる |
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⑩THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある

『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある』は、ネガティブな感情とされる後悔を、前進の原動力として捉え直した書籍です。大規模な調査をもとに後悔のパターンを分類し、過去の失敗を適切に振り返ることで意思決定や行動の質を高める方法が解説されています。
学びに変換して次に進むという姿勢はレジリエンスの実践そのものであり、自身やメンバーの失敗への向き合い方を見直すのに有効です。
| 本書のメリット | ・後悔を前進の力に変える考え方を理解できる ・後悔のパターンと適切な振り返り方を整理できる ・失敗への向き合い方をマネジメントに応用できる |
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(3)人事・組織づくり担当者におすすめのレジリエンス本5選
①あいまいな喪失と家族のレジリエンス: 災害支援の新しいアプローチ

『あいまいな喪失と家族のレジリエンス: 災害支援の新しいアプローチ』は、ポーリン・ボス氏(家族心理学者)の「あいまいな喪失」理論をもとに、災害支援における家族のレジリエンスを整理した書籍です。行方不明など区切りのつかない喪失に直面した人が、あいまいさを抱えたまま生きる力をどう支えるかが解説されています。
明確な解決を急がずその人のレジリエンスを引き出す支援の考え方は、従業員の喪失体験やメンタル不調に向き合う人事担当者にも示唆を与える内容です。
| 本書のメリット | ・あいまいな喪失という概念と支援の枠組みを理解できる ・答えを急がずレジリエンスを支える視点を把握できる ・従業員支援やケアの場面に応用できる知見を整理できる |
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②レジリエンスの科学

『レジリエンスの科学』は、リスクマネジメント論を専門とする奈良由美子氏と、地理学者の鈴木康弘氏が、レジリエンスを多層的なシステムの視点から整理した書籍です。心のストレスや経営危機、パンデミック、自然災害、経済危機などの逆境に対して、個人・組織・社会・地球というレベルごとのレジリエンスが解説されています。
個人のメンタルと組織の危機対応を同じ枠組みで捉えられる構成であり、人材育成とBCPや危機管理を横断して考えたい場合に有効です。
| 本書のメリット | ・個人から組織、社会までのレジリエンスを整理できる ・経営危機や災害への備えを学術的な視点で理解できる ・人材育成と危機管理を横断する枠組みを把握できる |
③折れない心のつくりかた はじめてのレジリエンスワークブック

『折れない心のつくりかた はじめてのレジリエンスワークブック』は、日本ポジティブ心理学協会が、レジリエンスを高めるための実践ワークを書き込み式で整理した書籍です。レジリエンスの基本的な考え方を確認しながら、思考のクセの見直しや強みの活用などのワークに順番に取り組める構成となっています。
手を動かして身につける形式のため、社内研修の教材や、従業員に配布するセルフケアツールとしても活用しやすい内容です。
| 本書のメリット | ・書き込み式ワークでレジリエンスを実践的に学べる ・思考のクセの見直しや強みの活用を段階的に進められる ・研修教材やセルフケアツールとして活用できる |
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④レジリエンス

『レジリエンス』は、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部が、レジリエンスに関する論文を編集したEIシリーズの一冊です。ストレスフルな環境でいかに折れない心を持つか、いかに立ち直るか、燃え尽きないためにどうすればよいかというテーマについて、研究者や実務家の論文が収録されています。
ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された知見をコンパクトに読める構成であり、感情面のマネジメントを組織的に考える際の共通言語づくりに活用できます。
| 本書のメリット | ・レジリエンスに関する論文を体系的に読める ・燃え尽きを防ぐ実践的な知見を整理できる ・組織で共有できる共通言語の土台を把握できる |
⑤レジリエンスとは何か: 何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる

『レジリエンスとは何か: 何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる』は、環境問題やシステム思考の分野で活動する枝廣淳子氏が、レジリエンスの概念を幅広い分野にわたって整理した書籍です。外的な衝撃を受けても折れずにしなやかに立ち直る力として、心のレジリエンスから組織、地域、社会のレジリエンスまでが解説されています。
自己肯定感の育み方やしなやかな仕組みのつくり方を横断的に理解できる内容で、個人と組織の両面から施策を設計したい担当者の全体像の整理に適しています。
| 本書のメリット | ・こころから社会までのレジリエンスを横断的に理解できる ・しなやかに立ち直る仕組みの条件を整理できる ・個人と組織の両面から施策を考える視点を把握できる |
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2.レジリエンスを実務に活かすためのポイント

レジリエンスの本は、読んで理解するだけでは行動の変化につながりにくく、日々の業務の中で実践し、組織で共有していくことが重要です。
ここでは学びを行動へ置き換える方法から、継続的な実践、チームでの活用、振り返りと改善までを段階的に解説します。
(1)学んだ内容を自分の行動に置き換える
本で学んだレジリエンスの考え方は、自分の業務や課題に当てはめて整理することで、初めて実践に移せる形になります。例えば思考のクセへの対処法を学んだ場合は、自分がどのような場面でネガティブな解釈に偏りやすいかを書き出し、そのときに取る行動をあらかじめ決めておきます。
学びを行動に置き換える際は、次のように整理すると具体化しやすくなります。
| 本で学んだ内容 | 自分の課題への当てはめ | 小さく始める行動 |
| 考え方のクセの見直し | 失敗時に自分を責めすぎる | 事実と解釈を分けて書き出す |
| 強みの活用 | 苦手業務で消耗しやすい | 強みを活かせる進め方に変える |
| 周囲のサポート活用 | 一人で抱え込みやすい | 相談する相手と場面を決めておく |
最初から大きく変えようとせず、明日から実行できる小さな行動に絞って始めることが、実践を定着させる出発点になります。
(2)日々の業務で継続して実践する
レジリエンスは日常業務の中で繰り返し実践し、習慣化することで少しずつ高まっていきます。朝の業務開始時に感情の状態を確認する、退勤前にその日の出来事の捉え方を振り返るなど、既存の業務の流れに組み込むと継続しやすくなります。
また、ストレスや困難に直面した場面こそ、学んだ内容を活用する機会です。トラブルや失敗が起きた際に、本で学んだ思考法や対処のステップを意識的に使うことで、知識が実践的なスキルとして定着していきます。
(3)チームや組織で共通認識として活用する
レジリエンスを個人の努力にとどめず、チームや組織の共通認識として活用することで、効果はより大きくなります。学んだ内容を朝礼や1on1、チームミーティングで共有し、困難への向き合い方について共通の考え方を持つことが第一歩です。
さらに、マネジメントや人材育成の場面で共通言語として取り入れると、失敗時のフィードバックや挑戦を促す声かけに一貫性が生まれます。「失敗から何を学ぶか」を問う文化が根づけば、メンバーが安心して挑戦できる組織づくりにつながります。
3.まとめ
レジリエンスは、生まれ持った資質だけではなく、学びと実践によって高められる力です。自分の課題や立場に合った一冊を選び、学んだ知識を日々の行動や仕事に取り入れながら継続して実践することで、困難や変化に柔軟に対応する力を身につけることにつながります。